Windows7 に 移行するべきか

メインにしているPCを2台ともWindows7にして数週間
それなりに色々試してみたが
発売約1週間前の時点での感覚としては
「音楽・動画の制作用途以外ならWindows7に移行していい」
そんな感じ

とにかくVISTAの時と比べるとトラブルが少ない
もちろんWindows7はフルモデルチェンジだったXPからVISTAの時とは違い
基本的にVISTAで不評だったところを修正したマイナーチェンジだから
XP-->VISATA と同列に考える方がおかしい
Windows7VISTAバグフィックス版と考えれば
VISTAを使い続ける事がおかしいというのが論理だ

しかしWindows7では内部構造の一部が変わっているから
周辺機器と組み合わせて使うことが前提の用途では
もう少しVISTAのままでいた方が良い

といっても僕が不具合を確認できたのは
ASIOを使用するオーディオインターフェイスぐらいで
他はビデオキャプチャーやらフィジカルインターフェイスはじめ
blutooth/WiFi/NICそしてプリンタなんかも問題ない

RAIDではひとつ苦労があった
P6T Delux (V2でない方)のMarvelのSASドライバーはVISTAの流用が出来ず
しかもWindows7用はチップメーカーからもASUSからも提供されていない
結局ネットをうろうろ探して見つけ無事動いたのだが

以前intelの新しいNICがVISTA64bitに対応されておらずあわてたが
サンウェイさんからSuperMicroのFTPにあると教えて頂き事なきを得た

不要なトラブルを避けるためかベータドライバは開発元では公開せず
任意のフォーラムやサードパーティに任せていることも多いようだ

殆どの場合VISTAの流用かWindows7用が用意されているが
思いがけないところで引っかかる事があるから
新しく環境を作るのではなくVISTAで安定して作業しているなら
冒険してまでWindows7に行く必要はないかもしれない

便利になったのは共有フォルダとかファイル共有
つまりVISTAで急にややこしくなったLANやPC内でのファイルのやり取りで
加えてDLNA等映像や音楽のストリーム共有もサポートされているらしく
やっと来たかという思いもあるが試していない

部屋にある大型液晶テレビblu-rayレコーダーにもLANコネクタがあるが
たぶんWindows7で使えるとは思えずセットボックスを買い足しても
2011年に向けてB-CASの規制や方式が変わるときまた一悶着あるだろうから
普通に考えればこの周辺に投資するのは2年ほど待った方がいい

そう考えるとVISTA64bit環境が安定した今Windows7に行く必要はないのだが
やはり一番新しいものを使いたいという性というか癖でわざわざ苦労している

一度Windows7にするとVISTAに戻れなくなる何かがあるのは確かだ
小手先であっても画面周りの演出は嫌いでない

Windows7のエクスペリエンスが異常に厳しいのも意地になる箇所だ
メモリだけ7.9 CPUは920@4.2GHzでも7.7
グラフィックは295でも6.4 ハードディスクに至っては5.9

今日HD5870でグラフィックそして
intelSSDx4のRAID0にシステムを入れてハードディスクのエクスペリエンスをとり
少なくとも全てが7.0以上というPCを作りたいと思っている
もしかしたらその時初めて
知らなかったWindows7の本当の顔と会えるかもしれない
なんたってこれから3〜5年間はPCの土台になる様設計されているのだから
隠された未来がちりばめられているに違いない


長らく原価割れで販売されていたモニタやメモリの価格が持ち直している
DDR3-4G-UnBF-DIMMだけは異常に高く極端に物も少ないが
それ以外の安すぎたパーツは正常な価格に戻るだろう
同時にBlu-rayドライブや2TBHDDがさらに安くなり
フルハイビジョン当たり前時代の足場を一層高める
ムービー一眼デジカメのおかげで画質は格段に上がった
マルチモニターとスピーカーに関しては
まだ拘っている人は少ない
Win95の時には目玉機能だったビデオチャット
もう少し生々しさを消す工夫さえあれば普及するだろう
Skype辺りが当たり前になるのは間違いなさそうなので
Webカメラも進むに違いない

PC雑誌のLGA1156提灯記事にはついに魂を売ったかと悲しくさえなった
intelのWebや資料を雑誌が転載してページを埋める様になればお終いだ
通信社の記事をそのまま印刷している地方新聞のような
無責任なTorboや耐性そして処理能力のやらせのような検証記事は
確かに低迷しているPCマーケットを考えれば目出度い話以外書けない事情は分かるが
いくら現実の自作PCがマニアの娯楽だとしても
PCは今でも時代の先端で産業を切り拓く重要な役割を担っているくらいの志は捨てないで欲しい

PC雑誌がPCに夢をもてない現状は分かる
だからこそ探して見つけて欲しい

取材でもしてくれないかしら・・・