Windows7 VS New iMac 異種格闘技戦!!


Windows7発売日にAppleがNewiMacをぶつけて来たのは意外だった

世界一金持ちを10年続けた後、今は引退し慈善活動しているビル・ゲイツ
ディズニーの役員かつiPhoneの大成功で本業は携帯電話屋のスティーブン・ジョブス

かつてはジョブスがまとめたアイディアをゲイツが商売にするという
昔のSONYと松下のような関係(幸之助は松下には東京に優れた研究所があると公言していた)
因果なライバルとしてPC業界を牽引してきたが二人だが
特にこの数年はApple自体Macに力を注げないほど
本業の携帯電話や音楽プレーヤーが絶頂で
昔のようにSwitchやBoot CampWindowsのユーザーを取り込むより
何兆円いう規模に発展したiPhoneiPodのシェアを守る事のほうが100倍大切になってる筈だか

Windows7発売日に突然新製品をぶつけてくた本当の理由は
最近元気のないPCマーケットをこの機会に盛り上げようみたいな
新型のiPod nano の奇跡的と呼んでいいような完成度と比べ
PC関係はSnowLeopardがあまりにパッとしなかったりだから
ちょっとバーゲンセールでもしてAppleはPCもやってますよと
宣伝したかったのかもしれない

内容は相変わらずCore 2が中心だが最高位のiMacに初めてネハレム(i5-750)が入った
一方せっかくNVIDIAに統一されていたグラフィック周りがATI中心に戻っているが
Appleとしては自社が音頭をとるOpenCLを進めていくうえでATIの方が都合よかったのだろう
NVIDIAのCUDAを潰すにはCUDAの動かないハードを売ることが一番だからだ

NewiMacはハード的に何も見るべき点はないが
価格、特に27インチ2560x1440Core2Duo3.06GHz168,000円は安い!!
モニタ単体で30インチCinema HD Display 2560x1600 が229,800円で販売されている事を考えれば
いくら27インチiMacがモニター単体として使えないとしても168,000円は魅力的だ
通常26インチとして売られているモニタは1920x1080なのと比べ
NewiMacの27インチ2560x1440xIPSxLEDは完全に30インチのグループで
20万クラスのモニタにMacがついて168,000円は安い!!

しかし、もし外部DVI/DisplayPort入力端子を加えて
27インチiMacがモニタとしてWindowsマシンでも使えて
ついでにパソコン切り替え機を内蔵して
iMacのキーボード・マウス・モニタをWindowsと切り替えながら使えるようにすれば
それで168,800円なら爆発的なヒットも間違いないと思う
ジョブスはやらないがスカリーならやったと思う
5年以上も使える立派なモニタなのにCore2Duoの寿命に縛られるのは不条理だ
エコの観点からも分離できてしかるべきだ

なので自分で切替機を組み込みたいとも思うがやはり面倒くさい
昔ならラジオデパートの地下辺りで改造済のiMacが販売されただろうが
秋葉もつまらなくなってしまった

New iMacは買わないが、iPod nano は2台も買った
呆れるほどよくできている
あの大きさでオートフォーカスH.264ビデオカメラがついて14,800円なんて
いくらSONYVAIO-Xが画期的と言ってもAppleの足元にも及ばない事がiPod nanoひとつでわかる

しかしAppleのPCはダメだ、自社のiPodiPhoneと比べるまでもなく
進化の速度が浦島太郎のようになってしまっている
せっかくの27インチ2560x1440モニタモデルなのにBlu-rayのオプションも無いなんて信じられない
Windows7ではMediaCenterとDNLAでハイビジョンのネット共有まで可能になるというのに・・・

おそらくスティーブン・ジョブスのToDoリストからMacは落ちてしまったのだろう
そこで周りの経営陣が色々考えようとするが難しすぎて根本的なところに手を付けられない
結局iPodで関係を強化した韓国のサムスンやLGから大型液晶パネルを安く入手し
iMac自体はもう下げられないくらい既に低価格なのでモニタのサイズをひたすら大きくしてゆく
ちょっと違うかもしれないが数年前にDELLがやっていた商売と似ている
そのDELLも台湾のAcerに負け世界三位(それでも凄いが)に落ちたという

New iMacに使われているIPSパネルはもともと日立が開発したものだが
日立に限らず殆どの日本企業はPC事業から脱落してしまい再起の気持ちも無い

まぁとにかく
日本がどうのではなく
自分が、JUNSが
どんな個性のある商品を作ってゆくか
それ以外無い

Windows7発売にNew iMacなんていう花が添えられたことを
むしろチャンスに変えていかなければならないわけです

Windows7 今晩 やっと発売ですね!!
長かったよ・・・・

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■追記 21:21:02
http://www.apple.com/jp/imac/specs.html
Mini DisplayPort出力ポートでDVI、VGA、デュアルリンクDVI接続をサポート(アダプタは別売り) 。
さらに27インチモデルは外部DisplayPortソース(アダプタは別売り)の入力に対応。

とのことでNewiMacはWindowsマシンのモニタとして使えるようです
2560x1440IPSモニタ+Bluetoothマウス&キーボード+Mac+iLife09が付いて168,800円は良い値段
PC切替器でWinとMac両方使える、大型モニタの必要な方には朗報かも知れません
ただグレア(ピカピカ光沢)液晶なので仕事で使うにはしんどいし
レタッチやハイビジョン編集など正確な色調を求める向きには適していません

しかしそれらを差し引いても
AppleMac付きのWindowsユーザー向けモニターを売り出したと考えると
今までで一番効果の高いMac拡販方法に間違い編ません
一部のWindowsマニアにはかなりインパクトのある話です
WinかMacかなんてケチな事でなく両方買ってもらえば良いのです
Macだけの環境を強いても逃げられるだけ
安いと思ってモニタ買ったらMacも付いてきたみたいなやり方のほうが
Appleもユーザー共にパッピー
携帯電話で何兆円も現金預金のあるAppleにすれば
WindowsしかもっていないiPodiPhoneユーザーへのサービスになり
Macで損しても携帯電話ですぐに取り返せる本当にベストな方法です

モニターの価格とスペースでMacのソフトも使えるのか、本当に使えるのかなぁ・・・
2560x1440ということはDuaDVI必須で普通のDVIケーブルは使えません
その上独自のMiniDisplayPortなので現時点ではWinとつなぐケーブルすらないわけで

※27インチタイプのみで、しかもどの程度の互換性があるかは全く定かでありません        ※
※2560x1440のモニタは現時点では特殊なうえにあくまで入力はDVIではなくminiDisplayPortなので ※
Windowsマシンのモニタとして使えるかどうかはつないでみるまで分かりません ※

でも99%使えると思います